会長挨拶

会長 久保田 勇

平成25年度総会において城島前会長から新会長を引き継がさせて戴きました。
「世界はひとつ、人類はみな兄弟」多くの人々の願いです。しかしながら、領土・資源・宗教・民族等の問題から世界では紛争が絶えません。
我が国においても北朝鮮による拉致問題、核ミサイルの脅威、ロシアとの北方四島問題、韓国との竹島問題、中国との尖閣諸島問題等、国家間の外交問題がメディアを賑わせています。
昭和62年(1987年)3月に発足した宇治市国際親善協会は「市民の国際感覚を涵養し、文化・教育・産業等を通じて、市民による外国都市との親善・交流を促進する」ことが目的とされています。
国家による外交に加え、市民と市民が理解を深め仲よくお付き合いすることを目的にしています。
宇治市はスリランカ国ヌワラエリヤ市、中国咸陽市、カナダ国カムループス市と友好都市盟約を締結されており、咸陽市・カムループス市とは公式訪問団同行に加え、各団体独自で交流訪問を実施されるなど、スポーツ・教育・文化・経済等、幅広く活発な交流が展開されていますが、ヌワラエリヤ市とは残念ながら先方の国内情勢により交流が停滞しており1日も早い交流再開が必要です。
一方、市民によりハンガリー国ペーチ市やラオス国、タイ国との新たな交流も芽生えており、大切に育む必要があります。
さらに、わが国には世界200カ国以上から200万人を超える外国人が在留されており、宇治市にも2000人以上の外国人が在留され市民間の国際交流は益々不可欠になっています。
国際親善協会は世界の人々との交流をめざし、前任の城島会長をはじめ歴代会長、役員、会員の皆様のお力添えを得て、語学講座の開催、国際交流講演会や帰国子女への日本語講座等、多くの事業を実施するほか、宇治市の友好都市公式訪問時には市民訪問団として同行し市民間交流を深めています。
設立から27年目を迎え、先輩の皆様が積み重ね深められました交流を礎に、より多くの市民の皆様から認知して戴ける国際親善協会をめざし、より幅広い市民参画、若い世代の参画を拡大し、国際交流・国際親善・相互理解を一層深めてまいりたいと思いますので、会員の皆様方のお力添えを宜しくお願い申し上げます。

 

平成25年度総会、国際交流講演会

平成25年度総会が5月11日に生涯学修センターで開催されました。
平成24年度事業報告・決算が承認され、また、平成25・26年度役員及び平成25年度事業計画・予算についても承認されました。